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94日目:掴まる感覚

バタバタと過ぎてしまった1週間。先週末に動物に詳しい小林さんと高橋さんに久々にお会いしたので、にわとりの趾の爪が剥がれてしまっていた話をしたら、「それってとまり木に問題があるんじゃない?」と言われて膝を打つ。たしかにとまり木の角材が太すぎてひっかかってしまったのかもしれない。小林さんはそのへんの樹の枝を拾ってきてとまり木にするのが一番いいと言っていたので、近くの山へ早速家族で探しに行った。ちょうどよさそうな太さのつるりとした枝を何本か持ち帰り、まずは麻紐で縛って試験的に設置。しかしなかなかにわとりたちがとまり木に乗らないので、ぐらぐらするんだろうかとさらに二重に縛って固定してみたが、やはり長い時間は乗ろうとしない。なぜだろう?と考えていたのがここ数日。そして今朝はとまり木の上で少しくつろぐ様子もあったので、鶏舎に入ってにわとりを少しとまり木に立たせてみたところ、どうもつるつるとした木肌が滑って立ちづらそうにしている。また、頑丈でよさそうに思った太さのところは逆ににわとりたちにとっては掴みづらいらしく、比較的細く見える枝のほうが乗りやすそうにしている。なので応急的に木肌に切り込みを入れて滑り止めをつくってみたところ、ちょっと掴みやすくなったのか、皮の剥げたところが気になるのか、2羽ともとまり木に乗ってようやく少しくつろいだようなようす。なるほど見た目でこちらがよさそうに思う感覚と、にわとりたちが実際に掴まる感覚とは、だいぶ違っているらしい。おっとりちゃんの爪も、ようやく少しずつ生えてきた。

とまり木の上で緊張するにわとりたち

切り込みを入れたとまり木

とまり木でくつろぐにわとりたち

生えてきた爪

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