logo

⇒ giinikaホームページへ


32日目:落ちていた羽

成長著しい2羽を前に最近混乱していたが、ようやくどちらがどちらかわかってきた。当初茶色が濃かったほうがどうも今は羽の茶色が薄く、当初薄かったほうが今は濃いらしい。エサを食べるときのようすや、先に寄ってくるのがどちらか、触ったときの反応など総合的に勘案してたぶんそうだと思う。つまりいまは、茶色の濃いほうが懐っこい子でからだが若干大きく、茶色の淡いほうがおてんばさんでからだは少し小さい。でも互いに癖を映し合っているようなところもあり、どんどん違いが薄れている。また風貌的に2羽ともそろそろひよこと呼ぶよりにわとりと呼んだほうがよさそうなすがたになってきた。

今朝はまた小雨が降っていたので庭で確保した大小のミミズを持っていくと、2羽とも上手に食べていた。ダンゴムシもときどき一緒に載せるが人気がある。茶色の濃い懐っこいほうは、当初ミミズをうまく食べられなかったり、とさかなどの発達ももう一方よりややゆっくりだが、今朝与えた大根葉は、脚で踏んで押さえながらうまくつついて食べていた。以前に養鶏農家さんのにわとり小屋でひよこに与えた野菜の葉っぱが大きいまま落ちているのを見て、細かくしないんだなあととても印象に残っていたのだが、なるほど大きいほうが偶然的でも踏んで食べられたり、何度もつついて首を使うので、やはりいろいろな観点でよいのだと合点がいった。

ふと見ると、小屋の片隅に結構大きな羽が。まさか野鳥が!?と思ったが、金網に穴も空いていないので、状況からしてにわとりのものらしい。よく見ると、羽の中心を通る軸のところがおもしろい。毛がない根元は透明で、ストロー状の空洞のなかに鱗のようなものが連なっている。毛のある部分は軸が白く、ハサミで切って断面を見ると中心部まで白かった。根元の透明な軸のなかの鱗みたいなくねくね路は、先端の羽の毛一本一本に栄養を運んでいるんだろうか。ならばこの鱗は血管みたいなものなのかなとも思うけれど、全然赤くないし、羽は抜けたりするわけだから、羽に栄養が運ばれる構造というのはどうなっているんだろう。

ひよこたち

うずくまるひよこ

大根葉を食べるひよこ

ひよこの羽

What to Read Next...

More »